貸出リスク

銀行と消費者金融

消費者金融は一定の収入がある人ならば、誰でも手軽に無審査、無担保で即日融資をしてくれます
。一方、銀行で融資を受けようとすれば、事業計画書と人物調査・企業調査で担保と保証人をとり、
じっくり時間をかけた上で、融資を実行するか否か判断されます。貸し手にとってはどちらがハイ
リスクかといえば、無論のことながら消費者金融の側です。

消費者金融の借入金利は概ね8.0%〜20.0%で推移しており、確実に返済されれば高い利益率が発
生するものの、返済が遅延したり最終的には回収不能となる可能性もありますので、まさにハイリ
クス・ハイリターンです。

一方、銀行のローリスクですからリターンも低く、金利は3%未満ですので、消費者金融のように
一気に高利益は出ません。

銀行の決算はいわゆるバブルの崩壊によって、何百億円という赤字を出し続け、数千億から数兆円
の公的資金を受けてきました。一方、消費者金融はその間、国に対して数百億円の税金を払い続け
るような利益をあげています。

ハイリスクの消費者金融は高い利益を出して、逆にローリスクの銀行は大きな赤字を出していたの
です

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消費者金融のほうが高い利益を計上した理由

これのからくりは、消費者金融は高い利息の分、元金の返済に達するのも早く、たとえ返済不能と
なって債務整理をされたとしても、それほど被害は大きくないのです。逆に銀行のほうは、利息が
低い分、元金に達するのも遅くて、一回でも返済が出来なくなると、ほぼアウトとなってしまいま
す。

つまり、消費者金融はリターンの高さがリスクを軽減させているということです。

金融と経済の基礎知識